DIYが好きで、自宅のメンテナンスも自分で行いたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、モルタルのひび割れなど、専門的な知識や技術が必要な場面では、慎重になる方もいるでしょう。
今回は、モルタルのひび割れの原因と、適切な補修方法について解説していきます。
この記事を読めば、モルタルのひび割れを理解し、安全かつ効果的に自宅の外壁を維持できるようになるでしょう。
□モルタルが割れる原因とそのメカニズム
モルタルのひび割れは、放置すると雨漏りや外壁の劣化につながるため、早めに対処することが大切です。
では、一体どのような原因でモルタルはひび割れてしまうのでしょうか。
1:モルタルの乾燥
モルタルは、セメントや砂、水などを混ぜて作られます。
これらの材料が乾燥する際に、体積が収縮するため、ひび割れが発生することがあります。
特に、施工後すぐに乾燥が進むと、ひび割れが起きやすくなります。
2:経年劣化
モルタルは、紫外線や雨風などにさらされることで、徐々に劣化していきます。
長年経つにつれて、モルタルの強度が低下し、ひび割れが発生しやすくなります。
3:自然災害
地震や台風などの自然災害によって、建物が揺れたり、強い風圧を受けたりすることで、モルタルにひび割れが発生することがあります。
特に、重量のある瓦屋根の場合、地震による揺れの影響を受けやすく、ひび割れが発生しやすいです。
4:寒暖変化
モルタルは、温度変化によって膨張と収縮を繰り返します。
気温が急激に変化すると、モルタルが膨張と収縮に耐えきれず、ひび割れが発生することがあります。
特に、冬と夏の気温差が大きい地域では、ひび割れが発生しやすいです。
5:施工不良
モルタルの施工不良も、ひび割れの原因となります。
例えば、モルタルの厚みが不足していたり、乾燥が不十分な状態で仕上げてしまったりすると、ひび割れが発生しやすくなります。
□モルタル外壁の効果的な補修方法
モルタルのひび割れは、その大きさや深さによって適切な補修方法が異なります。
ここでは、浅いクラックと深いクラックに分けて、具体的な補修方法と注意点について解説していきます。
1:浅いクラックの補修方法
浅いクラックは、コーキング材を用いて補修できます。
コーキング材は、ひび割れに注入することで、防水効果と強度を高められます。
コーキング材を注入する際は、ひび割れの奥までしっかりと注入することが大切です。
注入後、へらで表面を均して、周りの外壁と馴染むように仕上げましょう。
コーキング材が完全に乾燥してから塗装を行うようにしてください。
2:深いクラックの補修方法
深いクラックは、コーキング材だけでは補修が難しい場合があり、当社のような専門会社に依頼することをおすすめします。
自分で補修を行う場合は、電動カッターを用いてV字型やU字型の溝を掘り、コーキング材を注入する方法があります。
電動カッターを使用する際は、十分に注意し、安全に配慮してください。
深いクラックの補修は、専門知識と技術が必要となりますので、無理せず専門家に依頼することをおすすめします。
3:補修後の注意点
モルタルのひび割れを補修した後も、定期的に点検を行い、ひび割れが再発していないか確認することが大切です。
また、ひび割れの原因となる環境要因を改善することも重要です。
例えば、外壁の防水塗装を定期的に行うことで、雨水の浸入を防ぎ、ひび割れの発生を抑えられます。
□まとめ
この記事では、モルタルのひび割れの原因と、効果的な補修方法について解説しました。
モルタルのひび割れは、放置すると雨漏りや外壁の劣化につながるため、早期に対処することが大切です。
ひび割れの原因を理解し、適切な補修方法を選ぶことで、安全かつ効果的に自宅の外壁を維持できます。
また、定期的な点検や外壁の防水塗装を行うことで、ひび割れの発生を抑制できます。
当社では、福井市周辺で丁寧な屋根や外壁の修理を行っております。
もし、屋根の細かい修理やメンテナンスが必要な方はぜひ当社までご相談ください。