家を長く快適に住みたいと考えているあなた。
住まいの性能に関心が高く、屋根の断熱性や耐久性を向上させたい、結露対策に興味があるのではないでしょうか。
今回は、そんな悩みをお持ちのあなたに向けて、屋根通気工法について解説します。
屋根通気工法とは、屋根と屋根裏の間に通気層を設けることで、屋根内の湿気を外に逃がし、結露や腐食を防ぐ工法です。
この工法を採用することで、住まいの断熱性や耐久性を向上させることができます。
この記事では、屋根通気工法のメリット、リフォームのポイント、注意点を解説し、住まいを長く快適に保つための知識を提供します。
□屋根通気工法とは?
屋根通気工法は、屋根と屋根裏の間に通気層を設け、空気の流れを作り出すことで、屋根内の湿気を外に逃がす工法です。
1: 湿気対策
屋根は、雨風や直射日光にさらされ、常に湿気にさらされています。
屋根材や断熱材が湿気を吸ってしまうと、腐食やカビが発生し、住宅の寿命を縮めてしまう可能性があります。
屋根通気工法は、通気層を設けることで、屋根内の湿気を外に逃がし、これらの問題を防ぐことができます。
2: 断熱性向上
屋根通気工法は、通気層によって屋根裏の温度を安定させ、夏は涼しく、冬は暖かい空間を実現します。
屋根裏の温度が安定することで、室内の温度差も少なくなり、冷暖房効率が向上します。
3: 耐久性向上
屋根通気工法は、屋根材や断熱材を湿気から守ることで、耐久性を向上させます。
腐食やカビが発生しにくくなるため、屋根材や断熱材の寿命を長く保つことができます。
□屋根通気工法リフォームのポイント
屋根通気工法のリフォームでは、いくつかのポイントを押さえる必要があります。
1: 断熱材の設置
屋根通気工法と合わせて断熱材を設置することで、さらに断熱性を高めることができます。
断熱材は、屋根と下地の間に挟むため、屋根の全面リフォームに合わせないと設置できません。
2: 通気層の確認
屋根通気工法では、垂木と呼ばれる細い木材を一定間隔で並べ、そのうえに屋根材を設置します。
垂木と垂木の間部分が通気層となるため、屋根材を張る前の垂木が露出している状態であれば、給気から排気まで一連の空気の流れを目視できます。
自ら空気の流れイメージして目で確認し、疑問があれば施工業者に確認しましょう。
3: 棟(排気口)からの漏水対策
通気層を流れる空気の出口となる「棟の排気口」は、納まりが複雑になるため漏水リスクが高い部位です。
漏水対策として「シーリング」や「板金(金属板の加工)」があります。
が、職人の腕に左右されやすいため、実績のある信頼できる施工業者に依頼すると良いでしょう。
□まとめ
屋根通気工法は、屋根内の湿気を外に逃がし、結露や腐食を防ぐことで、住まいの断熱性や耐久性を向上させる効果があります。
リフォームを行う際には、断熱材の設置、通気層の確認、棟の排気口の漏水対策など、注意すべき点を理解し、当社のような信頼できる施工業者に依頼することが重要です。
当社は福井市周辺で屋根工事や外壁工事、そして樋工事を行っております。
屋根工事の際はぜひご連絡ください。