ガルバリウム鋼板は、その耐久性と美観から、近年多くの住宅で採用されています。
しかし、ガルバリウム鋼板も金属である以上、錆びる可能性はゼロではありません。
この記事では、ガルバリウム鋼板が錆びる原因から、錆が発生した際の対処法まで詳しく解説していきます。
ガルバリウム鋼板製の屋根を採用している、または検討している方は、ぜひ参考にしてください。
□ガルバリウムが錆びる原因とは?
ガルバリウム鋼板は、亜鉛とアルミニウムを合金化させた鋼板で、一般的な鉄に比べて錆びにくい素材です。
しかし、適切なメンテナンスを行わなければ、ガルバリウム鋼板も錆びてしまう可能性があります。
1:潮風
ガルバリウム鋼板の錆びやすい環境として、まず挙げられるのが、海沿いの地域です。
海風には塩分が含まれており、それがガルバリウム鋼板の表面に付着することで酸化を促進し、錆が発生しやすくなります。
特に、海から近い地域や、潮風が吹き込みやすい場所に建っている住宅では、注意が必要です。
2:埃や鳥の糞
埃や鳥の糞なども、ガルバリウム鋼板の錆の原因となります。
これらの汚れは、ガルバリウム鋼板の表面に付着することで、湿気をため込み、酸化を促進します。
特に、鳥の糞は酸性成分を含んでいるため、ガルバリウム鋼板にダメージを与えやすく、放置すると深刻な錆びに繋がることがあります。
3:表面の傷
ガルバリウム鋼板の表面に傷がつくと、そこから錆が発生しやすくなります。
傷がついた部分は、めっきが剥がれてしまい、金属が露出することで、酸化が始まってしまうのです。
特に、施工中の傷や、台風などの強風によってできた傷は、錆の原因となりやすいので注意が必要です。
□ガルバリウムが錆びた時の対処法
ガルバリウム鋼板に錆が発生した場合、放置すると腐食が進行し、最悪の場合屋根の寿命が短くなってしまう可能性があります。
錆が発生した際には、早めに対処することが大切です。
1:塗装によるメンテナンス
ガルバリウム鋼板は、塗装することで錆の進行を抑え、美観を維持することができます。
塗装を行う際には、まず錆を落とすためのケレン作業を行い、その後錆止め塗料を塗布することで、錆の発生を防ぎます。
ただし、すでに穴が開いてしまった箇所は、塗装だけでは補修が難しい場合があります。
穴が開いてしまった場合は、専門業者に相談し、適切な補修方法を選択する必要があります。
2:カバー工法による交換
ガルバリウム鋼板に広範囲にわたって錆が発生している場合、カバー工法が有効な場合があります。
カバー工法とは、既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねて施工する方法です。
カバー工法は、既存の屋根を剥がす必要がないため、工期が短く、費用を抑えられるメリットがあります。
また、新しい屋根材にガルバリウム鋼板を使用すれば、さらに耐久性を向上させることができます。
□まとめ
ガルバリウム鋼板は錆びにくい素材ですが、適切なメンテナンスを行わないと錆が発生する可能性があります。
錆が発生した場合は、放置せずに早めに対処することが大切です。
この記事で紹介した内容を参考に、ガルバリウム鋼板の屋根を長く、美しく保つための対策を講じてください。
当社では、福井市周辺で耐久性の高い金属屋根の施工を行っております。
もし、屋根の耐久性でお悩みの方はぜひ当社までご連絡くださいね。