ガルバリウム鋼板は、その耐久性や耐候性から、近年人気が高まっている外壁材・屋根材です。
しかし、ガルバリウム鋼板は、素材そのものに色がついているわけではありません。
そのため、経年劣化によって色が褪せたり、サビが発生したりすることがあります。
そこで、ガルバリウム鋼板の美観や耐久性を維持するために有効なのが、塗装です。
今回は、ガルバリウム鋼板の塗装について、メリットやデメリット、費用、耐久性などを詳しく解説していきます。
ガルバリウム鋼板で家を建てた、またはこれから建てる予定があり、外壁や屋根の塗装について検討している方は、ぜひ参考にしてください。
ガルバリウム塗装のメリット
ガルバリウム鋼板の塗装は、建物の美観を維持し、防水性を高め、耐久性を向上させるなど、さまざまなメリットがあります。
具体的なメリットを見ていきましょう。
1:美観を維持する
ガルバリウム鋼板は、素材そのものに色がついていないため、経年劣化によって色が褪せてしまうことがあります。
また、紫外線や雨風による影響で、表面にチョーキング現象が発生することもあります。
チョーキング現象とは、塗料の顔料が劣化して粉状になり、表面に浮き出てきてしまう現象です。
チョーキング現象が発生すると、建物の美観が損なわれ、見た目が悪くなってしまいます。
ガルバリウム鋼板に塗装をすることで、これらの問題を解決し、建物の美観を維持することができます。
2:防水性を高める
ガルバリウム鋼板に塗装をすることで、表面に防水層を形成することができます。
これにより、雨水の浸入を防ぎ、水漏れのリスクを軽減することができます。
3:耐久性を向上させる
ガルバリウム鋼板は、非常に耐久性の高い素材ですが、経年劣化によってサビが発生したり、表面にキズがついたりすることがあります。
サビやキズは、建物の耐久性を低下させる原因となります。
ガルバリウム鋼板に塗装をすることで、表面に保護層を形成することができます。
これにより、サビやキズを防ぎ、建物の耐久性を向上させることができます。
ガルバリウム塗装のデメリット
ガルバリウム鋼板の塗装には、メリットだけでなく、デメリットも存在します。
具体的なデメリットを見ていきましょう。
1:費用がかかる
ガルバリウム鋼板の塗装は、一般的な外壁材や屋根材の塗装に比べて、費用がかかる傾向にあります。
ガルバリウム鋼板は、素材自体が鉄よりも高価なため、塗装費用も高くなります。
また、ガルバリウム鋼板の塗装には、専門的な知識と技術が必要となるため、塗装会社の費用も高くなる場合があります。
2:サビを完全に防げない
ガルバリウム鋼板は、サビに強い素材ですが、塗装だけではサビを完全に防ぐことはできません。
ガルバリウム鋼板は、鉄よりもサビにくい素材ですが、それでもサビが発生する可能性はあります。
特に、塗装が剥がれてしまった部分や、傷ついた部分などは、サビが発生しやすいので注意が必要です。
まとめ
ガルバリウム鋼板の塗装は、建物の美観を維持し、防水性を高め、耐久性を向上させる効果があります。
一方で、費用がかかる、サビを完全に防げないなどのデメリットも存在します。
ガルバリウム鋼板の塗装を行う際は、メリットとデメリットを比較検討し、ご自身のニーズに合った方法を選択することが重要です。
当社は福井市周辺で、屋根工事や外壁工事など、建物のさまざまなトラブルを迅速に解決しております。
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