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施工事例008アップしました。

「冬になると雨漏りするんです」

”結露”と率直にそう思ったわけですが、対処は難しいものです。

室内は上り梁の露出に登り天井です。
屋根はガルバリュウム縦平葺き、雪止めもついております。
室内には、薪ストーブが設置されていて、うらやましい限りの広々とした空間です。
でも、雨漏りするんでは残念ですね。

結果は雨もりではないのですが、外気温と室内の温度差によってガルバリュウム鋼板の裏側では汗をかきます。
これが結露というわけですが、この現象はあらゆる屋根・外壁で起きえることです。
今回の場合、屋根と室内の厚みが薄く、温度差がはっきりしてしまった事が結露に直結したわけですが、
基本的、その結露でできた水滴は下葺き材(アスファルトルーフィング等)で防いでいます。
その下葺き材に穴が開けばその穴から結露の水滴が滴ったというわけです。
その穴が開くような状態だったことが問題であるわけなんですが、残念ながら施工的な問題でした…

問題は対処です。
1、結露が起きることを軽くする。
2、結露しても室内に入らないための処置。

屋根と室内の厚みは少ないものの45ミリほどの空間がありましたので、屋根の軒先から水上までの空気の流れを作りました。
屋根換気というものの設置です。

そして、下葺き材に穴が開かない処置で屋根を葺きます(笑)

結果は、今年の冬ハッキリします。
今後の経過も報告させていただきます。