片流れ屋根は、その独特のデザインと機能性で人気を集めています。
しかし、その美しさの裏には、雨漏りのリスクも潜んでいるのです。
この記事では、片流れ屋根のケラバ部分に特化し、雨漏りを引き起こす原因と、雨漏りを未然に防ぐ対策について解説します。
□片流れ屋根が雨漏りしやすい理由
片流れ屋根の魅力の1つが、そのシンプルでスタイリッシュな外観です。
しかし、この形状が雨漏りのリスクを高める原因ともなってしまうのです。
特に接合部分に雨水が当たりやすく、防水処理が不十分であると雨水が浸入してしまいます。
雨漏りが発生してしまうと、屋根や壁への損傷を招くことにもつながるのです。
また、切妻屋根と比べ、片流れ屋根はケラバの長さが2倍になるため、軒先に向かって流れる水量も増えてしまい、それに伴い雨漏りのリスクも上がります。
さらに、風雨による影響を受けやすく、板金や破風板の劣化が劣化したり、破損してしまったりすることがあります。
板金や破風板の劣化や破損を放置してしまうと、雨漏りする可能性が高くなるので、台風が来て、屋根のことが心配になった際には、一度屋根の修理会社に点検をしてもらうと良いでしょう。
□雨漏りの原因になりうるケラバについて知ろう!
ケラバは屋根の重要な部分であり、特に片流れ屋根では、その機能やメンテナンスの重要性を知っておくことが重要です。
ここでは、ケラバの役割を3つ紹介します。
1:日当たり調整の役割
ケラバは、日当たりの調整に役立ちます。
夏は直射日光の影響を和らげ、室温が高くなることを防いでくれます。
また、寒い冬になると日射角度が低くなるため日当たりが悪くなることはありません。
2:外壁の紫外線劣化防止
外壁の上部から屋根が張り出している構造のため、外壁が紫外線の影響を受けにくくなります。
これにより、紫外線による外壁の劣化を遅らせられます。
3:雨水の吹き込み防止
ケラバは外壁や窓の上部に位置するため、屋根からの水切りの役割を果たします。
そして、この水切りの役割が外壁や窓への雨水の吹き込みを防いでくれます。
□まとめ
片流れ屋根のケラバ部分は、そのデザイン性のみならず、建物を保護する上で重要な機能を持っています。
しかし、その特性上、雨漏りのリスクが高まるため、適切な保護策と定期的なメンテナンスが必要です。
この記事が、片流れ屋根のケラバ部分の役割やメンテナンスの大切さを理解することの役に立てば幸いです。
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